スイーツ激戦区自由が丘から15分、用賀にお店を構える『Ryoura』はピエール・エルメでスーシェフだった菅又 亮輔さんがオーナーシェフを務めるパティスリーです。
地元に愛されるケーキ屋さんは、記念日になると長蛇の列ができます。
また、その美味しさ、芸術性の高さから日本中のスイーツファンもやってきます。
今回はそんなRyouraの人気メニューや値段、アクセスをご紹介します。
目次
Ryoura(リョウラ)とは
リョウラは世田谷区・用賀にあるパティスリーです。
オーナーシェフの菅又 亮輔さんが2015年10月にオープンさせました。
店名の由来はシェフ自身の名前から取った「Ryo」にフランス語で未来形を指す「ra」を合わせた造語です。
またRyouraの中には、仏語「aura(オーラ:雰囲気)」も隠れています。
これは未来に向かって前進させるという意味と「自分のオーラをまとった個性的なお菓子を作り続けたい」というメッセージが込められています。
屈指の人気を誇るRyouraは食べログ百名店のスイーツ部門で2020年、2022年、2023年の3回選出されていて、その実力の高さから県外からもファンが訪れ行列店としても有名です。
菅又 亮輔(すがまた りょうすけ)さんとは
菅又さんは新潟県・佐渡島の洋菓子店を営む家系の出身です。
専門学校卒業後、新潟市内のパティスリー『ルーテシア』で5年勤めた後、フランスへ渡りました。
帰国して『ピエール・エルメ・サロン・ド・テ』にてスーシェフとして腕を振るった後、2007年から6年間は都立大学の『ドゥーパティスリーカフェ』でオーナーシェフを務めました。
リョウラを開店するまで企業アドバイザーとして活躍し、無印良品や資生堂パーラーのクッキー缶を監修した実績もあります。
その他、料理本の出版、YouTubeでのレシピ公開等幅広く活動しています。
メニュー
2023年5月に頂いたメニューをご紹介します。
ミルフィーユカシスバニーユ
ミルフィーユは綺麗にカットされた断面が美しいです。
トップのひし形デコレーションも白とピンクがグラデーションになっていて、まるで芸術品のようですね。
少し塩味の効いたサクサクのパイ生地にサンドされるのはカシスとバニラのムースリーヌ(カスタードにバターを加えたもの)、それにフリュイルージュ(赤い果実や果物)のジュレです。
ムースリーヌはコクがありながらも、甘酸っぱいカシスで爽やかさを演出しています。
赤い果物を意味するフリュイルージュで作ったジュレは初夏にぴったりです。
あまり崩れてこないので、食べやすいミルフィーユでした。
シューアラクレーム
大き目ナッツと一緒に焼いたシュー生地にはザクっと歯ごたえのあるハードな硬さです。
内側のカスタードは密度高めでもってりとしたクリームでした。
シューキャラメルに比べると、おとなしい外見ですがやっぱり定番は人気があります。
この日来店していたお客さんの中にもまとめ買いする方を見かけました。
お値段がお手頃なので差し入れにもオススメです。
シューキャラメル
キャラメルのなめらかなシャンティ(生クリームを泡立てたもの)、とろっとしたキャラメルソース、アーモンドのヌガーで濃厚な甘さとほのかな苦味を表現しています。
シューの底に敷き詰められるのはリッチなディプロマット(カスタードと生クリームを混ぜ合わせたクリーム)です。
シューの表面に散りばめられたナッツの香ばしさとカリッとした食感もアクセントになっています。
特別感があるので、このシュークリーム目当ての根強いファンもいるようです。
スワイユ
「絹のように滑らかな」という意味のスペシャリテです。
ピスタチオのケーキはいろんなパティスリーで見かけますが、バタークリームを使っているのは非常に珍しいです。
杏仁のような香りのピスタチオクリームはバター独特のコクがあり、それでいて口溶けが良いです。
内側にはみずみずしい甘酸っぱいチェリーのジュレ、ビターなショコラのクリームが入っていて、深みのあるバタークリームとよく合います。
一番下の土台はサクッと食感のアーモンドを使ったメレンゲで、メインのバタークリームに対して軽いのが印象的です。
スワイユはドゥーパティスリーカフェ時代からシェフの代表作とあって、SNSでたくさん投稿されています。
この日も次々と注文が入る中、何とか最後の1個をゲットできました。
ティラミス
トップには綺麗に絞ったコーヒー風味のシャンティ、その下にはオレンジとマスカルポーネのムースが厚い層になっていました。
一番下にはコーヒーシロップに浸したスポンジが隠れています。
じゅわじゅわっとシロップが滲み出るくらいに染み込んだコーヒーがオレンジの酸味とよく合います。
コーヒースポンジの重厚さとシャンティの軽さのバランスが絶妙です。
プランタニエール
涼しげな春のシーズン商品です。
ガラスカップのプランタニエールは綺麗な断層で、見てるだけでも満足感があります。
季節によって、組み合わせが微妙に変化するのも、ファンのお楽しみです。
今回購入したのは、ココナッツのムースとシャンティがアクセントになっていました。
ピスタチオの香ばしさとフリュイルージュの酸味、苺の甘酸っぱさが見事に調和しています。
リョウラのケーキは数種類の食材を使っていても、複雑にならずにシンプルさを感じるくらいまとまっているので、お子様の記念日にもお勧めです。
マカロン(シトロン)
レモンのバタークリームとレモンのコンフィが入ったリッチなマカロンです。
リョウラのマカロンはどのフレイバーも全て300円でした。
今回は1つだけ購入しましたが、水色のBOXに詰めてもらって手土産にしたら喜んでもらえること間違いなしですね。
【ピエール・エルメと長場 雄さんがコラボした限定マカロンの記事はこちら】
マカロンの賞味期限は?
ピエール・エルメ出身の菅又シェフの作るマカロンはお店の看板メニューです。
お日持ちは配送の場合は冷凍状態で30日間、解凍後は4日間です。
店頭で購入したマカロンの賞味期限も4日間になっていました。
オンラインショップ
Ryouraにはオンラインショップがあります。
このサイトは主にクリスマスケーキの予約サイトとして利用されています。
サイトで予約して、店頭受取するという流れです。
2023年4月には『母の日』ギフトのオンライン販売がありました。
2023年5月現在、購入できるケーキ・焼き菓子はありませんでした。
Ryouraの焼き菓子を取り扱っているお店
Ryouraの焼き菓子は用賀の店舗以外でも購入することができます。
取り扱いがあったお店をまとめてみました。
玉川髙島屋 | 銘菓百選コーナー |
日本橋高島屋S.C.本館 | THE BEST CHOICE |
DEAN & DELUCA | オンラインストア |
ディーン&デルーカではアネモネパッケージのサブレを販売していました。(2023年5月現在、完売表示になっています)
どのお店も期間限定だったり、不定期入荷のため、確実に手に入れたい方は用賀のお店がオススメです。
アプリ
Ryouraには専用アプリがあります。
アプリを使うとポイントプログラムが利用できるようになります。
ポイントは1500円ごとに1ポイント貯まり、30ポイント貯まると500円割引として使用できます。
ポイントはオンラインショップと共通して利用できます。
アクセス
東急田園都市線「用賀駅」北口より徒歩5分
駐車場
Ryouraには専用駐車場はありません。
ただし、提携駐車場があります。
お店でお買い物すると20分間分の駐車サービス券がもらえます。
場所は「三井のリパーク駐車場 用賀4丁目第2」です。
提携駐車場を利用したい方は、会計時に申し出ましょう。
まとめ
用賀駅の人気パティスリー『Ryoura』はピエール・エルメ、ドゥーパティスリーカフェでシェフを務めた菅又 亮輔さんがオーナーのお店です。
エルメ出身ということでマカロンは安定の美味しさです。
ケーキもオリジナリティのある独創的なものが多く、ついつい目移りしてしまいます。
芸術品のように並ぶショーケースですが、地元からも愛され多くの人が記念日に訪れていました。
今回はそんなRyouraの人気メニュー、オンラインショップ、実店舗へのアクセス方法をまとめてみました。
菅又シェフのスペシャリテ、是非ご賞味あれ。
他にも百名店やおすすめスイーツを記事にしていますので、是非読んでください◎
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最後までお読みいただきありがとうございました/
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