横浜の喧騒から離れた川沿いに建つ漆喰の建物、”トラットリア”と書かれた看板が突然目に入ってきます。
オ・プレチェネッラは横浜駅から徒歩8分と決してアクセスが良いわけではないけど、グルメな方ほどファンになるイタリアンレストランです。
今回はそんなオ・プレチェネッラで全6品コースをいただいてきましたので、ご紹介します。
横浜界隈で記念日やデートに予約したいイタリアンを探している方は是非読んでみてください。
目次
オ・プレチェネッラ (’O Pulecenella)とは
オ・プレチェネッラは2001年、横浜にオープンしたイタリアンレストランです。
新田間川のほとりにある白い漆喰の壁は陽射しの強いイタリアを連想するような雰囲気が漂います。
遠くからも見える黄色い『TRATTORIA』の看板が目印です。
店名の『プレチェネッラ』はイタリアオペラに登場する道化師の意味で、店内のいたるところにもピエロが飾られています。
2006年からシェフを務める細川 博樹(ほそかわ ひろき)さんは横浜出身、イタリア料理歴が40年近くになる経験豊かな料理人です。
季節を感じる食材を使ったコースは彩りが美しく、見た目も楽しむことができます。
横浜駅圏内では評判が高く、食べログ百名店に2021年・2023年に選出されています。
メニュー
2023年7月のディナーメニュー(6品/税込11,700円)をご紹介します。
パスタは2種類から1つを選択します。
アンティパスト(前菜)
最初の1品は冷たい前菜、大きな雲丹が目に飛び込んできます。そしてシェフの繊細な技が光ります。
トップに乗ったシーアスパラガスは塩気のある珍しい野菜で、雲丹の塩味とのコントラストが面白いです。
雲丹の下に隠れているカリっと焼いたホタテは香ばしく、きめ細かいムース状のコンソメを絡めて食べると一層風味が引き立ちます。
アンティパスト(前菜)天然生本鮪の生ハム〆
マグロを生ハムで締めるなんて聞いたことがなかったのでメニュー表を見たときから楽しみにしていました。
これは、生ハムの旨味や塩分をマグロに移しながら、マグロの水分を適度に抜く料理法です。
フレッシュな生鮪の旨みがぎゅぎゅーっと濃縮されて口の中で広がります。
クスクスのプチプチとした食感が良い具合にアクセントになっています。
ソースは個性のあるパプリカのガスパチョと、パセリを使ったオイルの2種類が添えられています。
アンティパスト(前菜)穴子のフリット
穴子のフリットは日本人好みの甘辛い味付けです。
さっくりふわっと揚げたフリットの下には濃厚な味わいの焼きリゾットが敷かれていました。
穴子も黒豆を使ったリゾットも重めな味付けでしたが、ディルなどのハーブで爽やかなを加えています。
プリモ・ピアット(パスタ①)トレネッテ
細めの平打ちパスタ『トレネッテ』にプリプリのムール貝、薄くスライスしたウイキョウがトッピングされています。
チェリートマトの甘みとサフランとフェンネルを使った華やかな香りが食欲そそります。
プリモ・ピアット(パスタ②)ズッキーニを詰めたラビオリ
筆者が選ばなかったパスタ(ズッキーニを詰めたラビオリ/軽いバターソース/チッチョリ/サマートリュフ)です。
トレネッテより濃厚そうですね。こちらも食べたかったです。
ディナーコースA(7品/税込13,200円)の場合は、パスタが2種類になります。
セカンド・ピアット(メイン)仔羊背肉のロースト
じっくり火入れされた仔羊のお肉はカットされた断面が見事なピンクになっています。
ドライトマトとアーモンドを使って香草パン粉焼きのようにザクザクっとした食感で表面を飾っています。
甘長(細長いシシトウ)の中にお肉の詰め物サルシッチャが入っています。こちらはスパイスが効いていてワインによく合います。
メインのお肉は事前予約のときに和牛に変更することができます。(+1,200円)
ドルチェ/トンカ豆の香るパンナコッタ
杏仁のような甘い香りが特徴のトンカ豆を使ったパンコッタを土台に、2種類のメロンとジュレ、シャーベットが乗っています。
シャーベットは酸味があるルバーブを使った珍しい組み合わせでこだわりが伝わってきます。
クセのあるココナッツの風味が爽やかなジュレに変化を与えてくれて、最後まで贅沢な時間を過ごすことができました。
カフェ
食後のカフェはコーヒー、紅茶、ハーブティーの中から選べます。
筆者はコーヒーを淹れていただきました。
ランチメニュー
オ・プレチェネッラはランチメニューも人気です。
人気No.1はメインが入った全5品/税込4,950円のランチ限定コースです。
パスタが少量ずつ2種類食べられるので女性に支持されています。
メインのお肉料理を和牛にできる全5品/税込8,030円のランチコースも選べます。
ドレスコード
オ・プレチェネッラでは厳格なドレスコードは設けられていませんが、スマートカジュアル(フォーマルとカジュアルの中間程度)の服装がおすすめです。
筆者が伺った日もワンピースやブラウス姿の女性、ジャケットやシャツを着た男性が多い印象でした。
その代わり、ネクタイを締めた方はいませんでしたのでかしこまったフォーマルでなくても大丈夫です。
子連れの入店はできる?
『公式HPに小さいお子様がご一緒の場合はご相談ください。』とあります。
状況によっては入店できない可能性がありますので、事前に問い合わせることをおすすめします。
予約
オ・プレチェネッラの予約は電話の他、公式HPや食べログ、一休からも可能です。
筆者は電話が苦手なので食べログからネット予約しました。
※2023年10月現在、一休からの予約は出来ませんでした。
口コミ
オ・プレチェネッラで食事した方の口コミをリサーチしてみました。
“横浜駅近辺では珍しい本格派イタリアンです。駅から少し距離がありますがその分、賑やかな雰囲気も落ち着いてゆっくりしたお食事を楽しむことができます。2種類のパスタが入ったランチは女性には丁度よいボリューム感です。”
“春には川沿いに桜が咲くので、窓側の席を予約するのがオススメです。界隈では若干高めの価格設定ということもあり、お料理は1品1品食材にもこだわっていて、クオリティが高いです。スタッフが皆さん、気さくで楽しくお食事できますが、静かな時間を過ごしたい方には明るすぎるかもしれません。ここは好き嫌いが分かれそう。。。”
“平日のランチで伺いました。店内は女性が多かったです。ワインが充実していて料理に合う銘柄をそそっと出してくれるのはさすがです。平日限定ランチはアップグレードするとお肉が牛肉になりますが、7,150円コースの仔羊でも十分満足できる内容でした。普段使いするにはちょっと高級なので、記念日にまた来たいです。”
口コミを調査したところ、横浜駅界隈では高級志向のお店ながら訪れた方は概ね満足している内容が多く確認できました。
特に2種類のパスタが入ったランチコースは人気が高いようです。
アクセス・営業時間
JR東海道本線「横浜駅」みなみ西口より徒歩8分
地下鉄ブルーライン「横浜駅」9番出口より徒歩7分
【営業時間】
平日
ランチ 11:30~14:30(ラストオーダー13:00)
ディナー 18:00~22:30(ラストオーダー20:30)
土日・祝日
ランチ 11:30~14:30(ラストオーダー13:00)
ディナー 17:30~22:00(ラストオーダー20:00)
【定休日】月曜日(月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日が定休日)
まとめ
横浜駅界隈でも人気の高いイタリアン『’O Pulecenella』でディナーコースをいただいてきました。
この地にお店を構えて20年以上になる老舗とあって、どれも本格的なお料理でした。
予約したときは高級志向でかしこまった雰囲気を予想していましたが、スタッフの方が丁寧で楽しくお声がけしてくれて、最後まで大満足の全6品コースでした。
近隣のレストランよりはお値段が少し高いので、普段使いというよりも記念日やデートにおすすめしたいお店です。
当ブログでは横浜駅周辺の美味しいグルメ記事をまとめていますので、是非こちらも読んでみてください。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました/
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