オーボンビュータンの河田勝彦シェフのお弟子さんがオーナーを務めるケーキ屋さんが青葉台にあると聞いて、行ってきました。
最寄り駅から徒歩18分という距離があるにもかかわらず、食べログ百名店に5年選出される人気店です。
今回はそんなピュイサンスのメニューや待ち時間をまとめています。
目次
ピュイサンス(PUISSANCE)とは
ピュイサンスは2001年横浜青葉区にオープンしたパティスリーです。
店名のPUISSANCEはフランス語で、英語では『POWER』、日本語で『力』です。
シェフの井上佳哉さんは、焼き菓子の名店『メゾン・ド・プティフール』で修業をスタート、5年働いた後フランスに渡りました。
フランスではMOF(フランス国家最優秀職人章)を獲得しているシェフがいる名門『ダニエルジロー』をはじめ、バスク、ノルマンディー地方でも2年間、技術を磨き帰国します。
日本に戻ってからは、尾山台『オーボンビュータン』の河田勝彦シェフに3年間師事しました
2001年に開店、2012年に現在の場所に移転したピュイサンスは地元にはもちろん、多くのスイーツファンを虜にし遠方からもその味を求めてお客さんがやってくる人気店となっています。
食べログの百名店にも2017年から計5回選ばれていることから、その実力の高さが窺えます。
【井上シェフが修行していた名店「オーボンビュータン」の記事はこちら】
メニュー(ケーキ)
ピュイサンスはケーキ、チョコレート、焼き菓子を取り扱っています。
2023年4月に頂いた商品をご紹介します。
ケーキは洋酒を使ったものも多く、アルコール度数の高いケーキの商品名には赤いシール、度数が高くないものには黄色いシールが貼ってあるので目印にしましょう。
フレジエ


王道のショートケーキもピュイサンスでは高級感のある雰囲気に仕上がっています。
ふんわり焼き上げたスポンジにはアーモンドが入っていて香ばしさがあります。
バニラ風味の濃厚なクレーム・ムースリーヌとアクセントに使われるキルシュ酒(さくらんぼの蒸留酒)が華やかな香りを放ち、高級感が漂います。
ジゴロ


焼き菓子に定評のあるピュイサンスが作るマカロンにレモンの甘酸っぱいムースをサンドしています。
ムースと一緒にサンドされている、さくさくのフィユティーヌ(クレープレーク)が心地よい食感を生み出してくれます。
シュークロッカン


何といっても特徴的なのがシューの上にかかった透明な飴がけです。
甘いかな?と思いきや、クリームを引き立てる良い脇役になっています。
硬めに焼き上げられたシュー生地と散りばめられたナッツは風味も抜群です。
バニラビーンズを贅沢に使ったカスタードはもっちり・ねっとり系のコクのあるクリーム。
シューはざっくりと歯ごたえがあるので、組み合わせ最高です。
カノ


鮮やかな赤い彩りの苺ムースの中にピスタチオのブリュレが隠れています。
土台のタルトは外側さっくり、内側がしっとりしていて気品が漂います。
タルトにはさくらんぼが入っていて、これまた上品な甘みです。
ムースとタルトの組み合わせが大好きな筆者にとっては、当たりのプチガトーでした。
メニュー(焼き菓子)
焼き菓子も3種類購入しました。
タルト・カプリス


カプリスは日本語で『気まぐれ』という意味です。
言葉の通り、シェフの気まぐれタルトとポップに書いてありました。
しかも読んでみると、賞味期限が当日となっています。
焼き菓子コーナーに置いてあるのに、生菓子とおなじ賞味期限?と思いながら、ラスト1個をすかさずゲットしました。
丸い形のタルトの上に乗っているのは、パリパリ食感の薄いパイ生地です。
口に入れたときの、パイ生地が砕けていく音がクセになります。
その下にはカスタードクリーム、林檎が隠れています。
林檎の爽やかな甘みと舌触りの良いクリームが幸福感たっぷりです。
次回もリピートしたくなるピュイサンスのオリジナリティ溢れる一品です。
カヌレ


しっかりと重みのある大きめサイズのカヌレです。
クラスト(外側の表面)が分厚く、よく焼いてあるのが分かります。
これが食べたときにちょっぴりビターで中心の甘い部分とよく合います。
濃い目の深煎りコーヒーと一緒に頂きたいカヌレでした。
ガトーバスク


外側が硬めに焼き上げられた重厚感のある焼き菓子です。
手に取ってみるとずっしり重く、食べ応えもありそう。
早速、半分にカットしてみると中には柔らかくしっとりしています。
クッキー生地にカスタードクリームを挟んで焼いてあるお菓子で、このカスタードクリームの風味がふわぁっと入ってきて、思わずうっとりしてしまいます。
半分に切ったガトーバスクを持つと、ほろほろっと崩れてしまうくらい繊細な焼き加減で最初の印象とは違うことに気付きます。
ザクザクっとした硬めの生地にレモンの風味が混ざるクリームの組み合わせ、大好物です。
あっという間に食べきってしまいました。
店舗
ピュイサンスは2023年4月現在、神奈川県に1店舗だけありますが、定期的に新宿高島屋のPatissieria(パティシェリア)で販売しています。
以前、田園都市線「あざみ野駅」構内に『シュクレシュバイン(Sucre Schwein)』というお店があり、ピュイサンスのケーキを販売していましたが、残念ながら2018年6月に閉店しています。
青葉台店
東急田園都市線「青葉台駅」より徒歩18分
東急田園都市線「青葉台駅」より東急バス藤が丘駅行き「みたけ台中学校入口」バス停下車すぐ
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】木曜日・第一水曜日・第三水曜日
バスのアクセス方法は?

青葉台駅の改札を出たら左側に向かいましょう。
バスのロータリーが見えます。

ピュイサンスのすぐ近くに停まる「藤が丘駅行き」は1番乗り場です。
新宿高島屋Patissieria(パティシェリア)
パティシェリアは新宿高島屋地下1階にあるケーキのセレクトショップです。
日本各地の名店が作るケーキを日替わりで取り揃えています。
ピュイサンスもこのパティシェリアに出店していて、毎週火曜日と土曜日に購入することができます。
インスタグラムで取り扱いケーキが紹介されているのでチェックしておくことをオススメします。
まとめ
青葉台にオーボンビュータンから独立したシェフのお店があると聞いて行ってきました。
最寄り駅から徒歩18分という立地ながら、次から次へとお客さんがやってくる人気店でした。
オーボンビュータンのような伝統的なお菓子作りを感じるクラシックをベースに、より日本人用の好みに合ったケーキや焼き菓子はどれも美味しかったです。
特に井上シェフが最初に修業したメゾン・ド・プティフールの得意とする焼き菓子は絶品揃いです。
気になる方は是非食べてみてください◎
最後までお読みいただきありがとうございました/



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