太平洋を望む絶景カフェ『ベーカリー&テーブル』は出来立てのパンはもちろん、カフェメニューも充実しています。
足湯も楽しめる人気スポットはわざわざ行く価値のあるお店として、メディアに取り上げられています。
今回は伊豆熱川にある『ベーカリー&テーブル Sweets 伊豆』の人気メニューをご紹介します。
また芦ノ湖を一望できる『ベーカリー&テーブル 箱根』の予約方法をまとめています。
非日常的な空間を楽しみながらお食事できるカフェ、気になっていた方は是非読んでみてください。
ベーカリー&テーブル(Bakery & Table)とは

ベーカリー&テーブルは箱根や伊豆を中心に出展しているベーカリー、カフェ、レストランです。
温泉地である特徴を活かした足湯に浸かりながら、芦ノ湖や伊豆諸島、伊豆天城の山々を望む風景を眺められるお店として人気があります。
そのルーツは1937年まで遡ります。
帝国ホテルの会長だった大倉喜八郎は中国のハルビン市を訪れたときに口にしたパンに感動しました。
そこでロシア・ロマノフ王朝の宮廷厨房のパン作り技法を習得していたパン職人、イワン・サゴヤン氏を日本に呼び寄せます。
帝国ホテル内に日本初のベーカリーを創設したサゴヤン氏の下で修行した岸本三雄氏の製パン技術は赤倉観光ホテルに伝えられます。
赤倉観光ホテルは日本の草原リゾートの草分けで、このホテルが誕生したのが1937年となります。
帝国ホテル、赤倉観光ホテルの伝統ある製法を用いて作られるパンを提供するお店として伊豆・吉奈温泉にあるリゾートホテル『東府やResort&Spa-Izu』内に2011年、オープンして2023年5月現在国内に5店舗展開するに至っています。


カフェメニュー
2023年4月に『ベーカリー&テーブル Sweets 伊豆』で頂いたホテルパティシエがつくるカフェメニューをご紹介します。
海のロールケーキ

東伊豆の海洋深層水と沼津の戸田塩(へだしお)を使ったもちもち食感が楽しめるロールケーキです。
戸田塩はベーカリーの目の前に見える駿河湾で水深20メートルから汲み上げた海水を13時間以上、ひたすら薪で煮詰めて作っています。
塩になるまで1ヶ月半以上、手のかかる昔ながらの製法を大事にしています。
ミネラルたっぷりでまろやかな塩味が特徴です。
生地にほんのりと優しいしょっぱさを感じます。
サンドしてあるクリームにはマスカルポーネが入っていて、さっぱりしながらもコクがあり、塩気のあるロールケーキ生地とよく合います。
バニラも効いていて香りも良く、1カットはペロリでした。
テイクアウト用に一本でも販売(税込1,280円)していました。
(月に何日か1,000円になるそうで、楽しみに待っている方も多いそうです)
シュークリーム

ぱかっとカットしたシュー生地のすき間からカスタードクリームがぶるんっとお目見えしているボリューム感のあるタイプです。
クリームはぼてっとした固め&重めに作られていて、サクっと軽いシュー生地とのバランスが良かったです。
モンブラン


外側のマロンクリームには和栗を100%使い、その中にはラム酒を効かせた洋栗のブリュレ、フレッシュな生クリームが入っています。
土台のメレンゲがサクサクでしっかりテイストの栗クリームを引き立てます。
アーモンドが入ってて香ばしい匂いがするのも、ポイント高しです。
バスクチーズケーキ

内側はなめらか、表面は香ばしく焼き上げられたチーズケーキです。
濃厚クリームチーズとカラメルのコンビで食べ応えがあるので、コーヒーと一緒に召し上がるのがおすすめです。
焼き菓子メニュー

お土産に購入した焼き菓子をご紹介します。
サブレ・バニーユ

口に入れると、ほろほろっと崩れていく絶妙な焼き加減です。
バターとバニラの芳醇な香りでついつい2個目、3個目が食べたくなりました。
1個のサイズが小さいけど、10個入っているので、会社で配る旅先のお土産にちょうど良かったです。
賞味期限は20日程度です。
オレンジケーキ


今回買った焼き菓子の中では一番の当たりです。
生地のしっとり具合が程よくて、ぱさぱさ系のパウンドケーキが苦手な筆者にはちょうど良い質感でした。
オレンジピールにはオレンジの果皮で風味づけしたお酒『ホワイトキュラソー』を使っています。
他にもオレンジコニャック、ブランデーが使われていますが、香りを楽しめるようなバランスになっていてアルコールが苦手な方でも食べやすくなっています。
自分用に1つ購入したけど、もう1つ買っておけば良かったと後悔するくらい好きなケーキでした。
賞味期限は20日程度です。
フィナンシェ

定番プレーンのフィナンシェです。
バターとアーモンドプードル(アーモンドパウダー)が内側からじゅわーっと滲み出てくるようにたっぷり入っています。
表面がカリッと焼き上げられているのが、美味しいです。
賞味期限は25日程度です。
フィナンシェピスターシュ


ピスタチオがふんだんに香るフィナンシェです。
プレーン同様に外側サクッと内側しっとりの王道スタイル、木苺の甘酸っぱいソースが入っているのもアクセントになっています。
筆者はこちらのフィナンシェの方がお店のオリジナリティを感じられて好みでした。
賞味期限は25日程度です。
パンメニュー


今回はお腹いっぱいで購入しませんでしたが、ベーカリー&テーブルといえば米粉を使ったカレーパンが看板メニューです。
卵が丸ごと1個入ったインパクトのあるカレーパンはお土産にも喜ばれること間違いなしです。
また販売されているパンは店舗ごとに種類が違うので、比べてみても楽しめます
ベーカリー&テーブル 箱根は予約できる?
ベーカリー&テーブルの店舗の中でも一番の人気を誇る箱根店内3階のレストランですが、予約は可能です。
予約できるのは土曜日・日曜日・祝日だけで、時間は11時30分のみとなっています。
芦ノ湖を一望できる場所は人気が高いため、事前予約がお勧めです。
なお、1階の足湯と2階のカフェは予約が出来ません。
アクセス
2023年4月現在、ベーカリー&テーブルは5店舗あります。
Bakery & Table Sweets 伊豆
2020年6月オープン
【営業時間】
ショップ 9:30~17:00
カフェ 10:00~17:00(ラストオーダー16:30)
(ランチ11:00~14:00)
【定休日】なし
Bakery & Table 箱根
2013年7月オープン
【営業時間】
ベーカリー 10:00~17:00
パーラー 10:00~17:00
カフェ 9:00~17:00(ラストオーダー16:30)
レストラン 11:00~18:00(ラストオーダー17:00)
【定休日】なし
Bakery & Table 東府や
2011年4月オープン
【営業時間】
足湯カフェ・工房カフェテラス 10:00~17:00(日・祝 9:30~)
【定休日】
足湯カフェ 第2・4木曜日(3・5・8・11月は無休)
工房カフェテラス 火・水曜日
Bakery & Table AKAKURA
2021年8月オープン
【営業時間】
9:00~17:00(ラストオーダー16:30)
【定休日】なし
Bakery & Table ラスカ熱海
2021年4月オープン
【営業時間】
9:00~21:30(ラストオーダー21:00)
【定休日】なし
まとめ
箱根や伊豆を中心に展開する『ベーカリー&テーブル』は温泉地ならではの足湯を併設したカフェや太平洋のオーシャンビューを望める景色が堪能できるレストランがある施設です。
帝国ホテルのパン作りを源流としたこだわりの味を継承しながらも、その土地ならではの食材を使ったメニューが揃っています。
今回はそんな『ベーカリー&テーブル』のおすすめメニューや、箱根のレストランの予約方法をまとめています。
海を見ながら、足湯に浸かって、スイーツをいただく贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました/




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