カヌレ好きな筆者にとっては、待ち焦がれていたイベントが渋谷にやってきました。
日本全国からカヌレの有名店が集結する『カヌレマニア』は、お店が遠くてなかなか口にできない憧れのお菓子を気軽に手に入れられる催し物として人気があります。
今回はカヌレ大好きな筆者がそんな『カヌレマニア』をレポートします。
目次
カヌレマニアとは
カヌレマニアは『LikeSweetsBOX』がプロデュースする全国からカヌレの名店を集めたイベントです。
北は新潟県、南は徳島県までの有名店のカヌレが勢揃いしています。
その他にも当日になってみないと分からない『日替わりカヌレ』は海外からの直輸入品が登場することもあります。
出店店舗
2022年10月に開催されたカヌレマニアは、渋谷スクランブルスクエアが会場となりました。
2週間の開催期間中、話題のカヌレを求めてスイーツファン達がショーケースの前で、どれにしようか悩んでいました。
筆者の購入品を中心に出店していたお店をご紹介します。
パティスリー織 SHIKI(京都府)
オーナーシェフの奥野 光さんは大阪の人気洋菓子店『五感』でスーシェフを務めていた実力の持ち主です。
地元の京都・西陣に2022年2月オープンした『織 SHIKI』は西陣織のように様々な食材を上品に織り重ねることをコンセンプトにした和モダンな雰囲気のお店です。
カヌレマニアのイベントには3種類と最多のメニューを持ち込んでいました。
まずは購入することができた『西陣あんバター』です。
豆乳を使ったカヌレが焼きたてで柔らかいうちに、特製あんバターを搾り入れた手の込んだ和スイーツです。
あんことバターの相性が抜群なのはご存知の通りですが、外輪がカリッと香ばしく焼かれたカヌレとの組み合わせで更にスイーツファンは唸ってしまいます。
台形の比較的どっしり見える形で、1つ食べたときの満足感はかなりありました。
その他にもカカオ分66%入った濃厚な『ショコラカフェ』と京都市宇治田原町の抹茶を使った『西陣抹茶』が出品されていました。
アトリエ ドゥ ショコラ アキ(大阪府)
シェフの宮野彰裕さんはお父様が使っていたガレージをリノベーションした場所でお菓子作りをしています。
2020年6月にスタートしたお店ですが、宮野さんはそれまでに数々のコンクールでの受賞歴がある確かな腕を持つシェフです。
焼き菓子以外にも、リング型のケーキは見た目も可愛くて差し入れにピッタリ。
アトリエの直売所は日曜日と祝日だけ限定オープンしている知る人ぞ知るお店です。
今回のイベントには『クラシックガナッシュ』と『ショコラガナッシュ』が出品していました。
ショコラガナッシュは残念ながら、完売していましたがクラシックガナッシュを何とかゲットしました。
焦がしバター、ブルボン種のバニラをふんだんに使用し、ラム酒がほんのり香る高級感のあるカヌレです。
ジャンドゥーヤ(ナッツのチョコレート)のガナッシュを合わせた、滑らかさが癖になりそうです。
アキテーヌ スペシャリテ(フランス)
日替わりカヌレとして販売されていた『AQUITAINE Spécialités』社のカヌレはフランスから直輸入で届けられています。
フランス・ボルドーの伝統的なお菓子であるカヌレを語る上で、重要な世界的リーダーとなるこの会社は元々家族経営で始まった小さな会社でした。
毎年、その人気の高まりとともに生産体制は大きくなりましたが、カヌレ作りの大事なポイント「品質」は高いまま保てるように努力しています。
今回は幸運にも、最後の1つが残っていたのでゲットしました◎
外側のクリスピー食感と内側のもっちりソフトな部分の組み合わせがたまりません。
ラム酒とバニラの香りがほのかに香る王道テイストで、何個でも食べられそうな食べやすいカヌレでした。
DRESS(新潟県)
カヌレが早くも完売してしまっていたDRESSのシェフパティシエ・三田 正樹さんは新潟市出身です。
地元の専門学校卒業後、東京の名門・帝国ホテルで10年ほど修行した後、DRESSをオープンしました。
DRESSの看板メニューと言えば、『新潟ヴェルジェ』です。
帝国ホテルの人気焼き菓子『オーチャード』を三田シェフがアレンジし、師事されたお師匠さんに承諾を得て、販売している贅沢なお菓子です。
オープンして間もないお店ですが、13種類のリキュールとフルーツを使った大人の焼き菓子はスイーツファンの間で話題となっています。
カヌレマニアには新潟県産のはちみつを使ったカヌレと、純米大吟醸を使用したカヌレも2種類が登場しました。
ラ・パルムドール(三重県)
シェフの布施 文彦さんは2013年開催の第1回アジア大会トップ・オブパティシェ・イン・アジア実技コンテストで優勝した実績を持つ実力派です。
カヌレマニアには、『大内山ミルク』を出品していました。
三重県津市にお店を構えるラ・パルムドールとあって、地元の卵を使い、そこにフランス産発酵バターを加えた贅沢なカヌレを作っています。
商品名になっている大内山とは使用しているミルクのことで、70年以上の歴史を持つ濃厚さが特徴の牛乳です。
独特の外カリ・中もっちりの食感は、生地を24時間寝かせ、焼き上げには3度の温度調整を行っている細かい工夫の上に成り立っています。
こちらも、すごい人気で夕方には完売して見る影もありませんでした。次回はリベンジしたいです。
LikeSweetsBOX(東京都)
カヌレマニアを主催している『LikeSweetBOX』は、“美味しくて、素敵なスイーツがある体験を、日本中の人に届ける”をコンセプトにスタートしたサービスです。
カヌレマニア以外にも韓国で人気のキューブ型のスイーツを通販できる『キューブスイーツ』や全国のスイーツをお取り寄せできる『スイーツ巡り便』を手掛けています。
カヌレマニアのイベントでは、2種類のカヌレを出品していました。
『ミルクティー』はアールグレイと北海道産クリームを使った凝縮されたミルクティーのような味わいです。
もう1つの『マロン』は香りの高いヨーロッパ栗から丁寧に渋皮を剥いで使った、栗本来の風味が際立つカヌレです。
パティスリー ラ・フィーユ(東京都)
東京・江戸川区にお店を構えるラ・フィーユの前田 真吾さんはフランスに渡りミシュラン1つ星シェフの下で修行した本格派です。
出品していたのは王道の『プレーン』のみです。
カヌレ本来の美味しさを引き立てるため、水分量の少ない低水分バターを使ったくっきりした風味が特徴のどんな人にもオススメしたいカヌレです。
シンプルに見えますが、ほんのり香るラム酒も感じることが出来て、プレゼントにもぴったりです。
こちらも夕方には全て完売していました。
菓子工房みずほ(徳島県)
2021年10月にリニューアルオープンした『菓子工房みずほ』はオーナーパティシエの山本和希さん(兄)とチーフパティシエ・山本尚矢さん(弟)のご兄弟が出迎えてくれます。
和希さんはジャパン・ベルコラーデ・アワード2018での優勝経歴を始め、数々のコンクールで入賞しています。
人気のあまり、お客様の行列が出来て待ち時間が長くなったことを解消するために広い場所に移転したというお店は、カフェスペースもあって自慢の洋菓子が作られてすぐに食べられるのも嬉しいです。
今回、イベントに出品されたのは『阿波のカヌレショコラ』です。
濃厚な黄身が特徴の『あわそだち』の卵と、ベルギーのベルコラーデ社のチョコレートを使ったショコラのカヌレは、完売していて見ることが出来ませんでした。
写真を見たところ、中身がぎっしり詰まった贅沢なカヌレのようです。
(食べたかったです。)
イベントスケジュール
カヌレマニアは百貨店や駅直結の商業施設で期間限定ショップをオープンしています。
直近で開催されたイベントをまとめました。
銀座三越 | 2022年11月23日(水)〜29日(火) |
二子玉川駅構内MY SWEETS | 2022年11月17日(木)〜23日(水) |
グランデュオ立川 | 2022年11月2日(水)〜15日(火) |
グランスタ東京 | 2022年10月31日(月)〜11月13日(日) |
東急百貨店吉祥寺 | 2022年10月20日(木)〜11月2日(水) |
渋谷スクランブルスクエア | 2022年10月13日(木)〜26日(水) |
ジェイアール名古屋タカシマヤ | 2022年9月28日(水)〜10月11日(火) |
関東中心に大都市圏での開催が多いので、今後の初出店にも期待ですね。
patisserie Sadaharu AOKI paris/パティスリー・サダハル・アオキ・パリ 冷凍 カヌレ ナチュール 6P パン・焼き菓子(洋菓子)【三越伊勢丹/公式】まとめ
日本各地のカヌレの名店が集まるイベント『カヌレマニア』に行ってきました。
毎回人気の高いイベントだけあって、到着したときにはほとんどのカヌレが完売になっていました。
今回は購入できたカヌレを中心にレポートしてみました。
イベントは今後も開催されるようなので、気になる方はインスタグラムをチェックしましょう◎
最後までお読みいただきありがとうございました/
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