鎌倉で大人気のカレー専門店と言えば、『OXYMORON』です。
観光スポットとしても有名な小町通りにある1号店は行列に1時間以上並ぶこともある話題のお店です。
そんなオクシモロンが二子玉川にもあると聞いて、早速行ってきました。
今回はオクシモロンの人気メニュー、待ち時間をまとめみます。
目次
OXYMORON(オクシモロン)とは
オクシモロンは、2008年10月に鎌倉・小町通りにコマチ店を開店しました。
店名の『OXYMORON』とは、「小さな巨人」のように矛盾する言葉を並べて、表現に効果を狙った語法を意味します。
スパイスカレーも美味しいけど、ショーケースに並ぶスイーツも負けないくらい美味しい。
ピリッとした辛味のあるカレーと、芳醇で甘いデザートも食べたくなるお店がオクシモロンです。
シェフの村上愛子さんは大のカレー好きが高じて2003年、二子玉川にて夜はバーを営業していたお店を間借りして、ランチのみのカレー屋さんをスタートさせます。
スパイスの効いた個性的なカレーは口コミで評判が広まっていき、念願の常設店を鎌倉にオープンさせることになりました。
その人気は瞬く間に広がり、行列の出来るお店となりました。
2016年には創業の地・二子玉川にも出店し、翌2017年には初めての関西出店となる大阪・北浜店をオープンさせました。
メニュー
2023年3月に二子玉川店で食べたメニューをご紹介します。
二子玉川店では定番メニュー2品と、本日のメニュー1品の3種類のカリーから選択できます。
(今回、食べられなかった『和風キーマカリー』は次回のお楽しみです)
カリーの辛さは5~6段階から選べるので、辛いもの好きな方も満足できるお店です。
3種類のカリーとデザート、飲み物をレポートします。
エスニックそぼろカリー
スパイスが香る豚肉そぼろがご飯にどーんと乗ったオクシモロンの人気メニューです。
豚のそぼろは鶏肉よりもじゅわっと油が出てきて、パンチもあります。
香辛料を使った力強いカリーの周りには4種類のフレッシュな葉物野菜が彩りを添えています。
(上から時計回りに大葉、パクチー、青ネギ、三つ葉)
途中からレモンを絞って味変するのも爽やかさが加わるのでオススメです。
辛いものが得意ではない筆者は辛さを『中辛』にしましたが、ほどよい辛味で最後まで美味しくいただけました。
トッピングで温泉たまご(110円)を追加しているお客さんもいたので、次回は試したいです。
チキンカリー
じっくりローストした玉ねぎに、ヨーグルトに漬け込んだとり肉、野菜、果物を加えてスパイスと一緒に煮込んだ香りが際立つカリーです。
丸ごと入ったプチトマト、しめじ、ピーマンはどれも食感が違っていてほろほろに煮込まれたより肉と相性抜群でした。
そぼろカリーよりもスパイス感の強いチキンカリーですが、一緒に提供されるピクルス(レンコンは歯ごたえも残っていて一番美味しかったです)と甘く味付けされたナッツを合間に食べてみると、よりスパイスの香りが引き立っているように感じました。
香りは辛そうなのに、辛いのが苦手な筆者でも夢中で食べられるのが不思議で、メニューを見てみるとバナナが入っていることが分かりました。
このバナナ、なんとキャラメリゼしてから混ぜられているそうです。
甘みのレベルを一段階上げるような調理工程が隠されていました。
シンプルな見た目なのに、一口食べると味が複雑に絡み合っていると感じるのはこのような過程が重ねられているからなのですね。
辛さは『中辛』をチョイスしましたが、ルゥが熱々だからなのか、そぼろカリーより辛味があるような気がしました。
こちらのメニューは定期的に入れ替わるので、食べてみたい方は早めにトライしましょう◎
和風キーマカリー
メニュー表の最初に載っている定番商品です。
豚汁からインスピレーションを受けたというカリーはごぼう、にんじんなどの根菜と豚ひき肉を使ったマイルドな味わいが特徴です。
お肉の水分を飛ばし、凝縮した旨味に八丁味噌・ごま油・かつお粉で風味を加えて、より日本人好みの味付けにしています。
水分量が少なく、味もパンチがあって濃厚です。
ぎゅぎゅっと濃縮されたスパイスカリーにフレッシュさを足してくれるのが全面に載った青ネギと温泉卵です。
温泉卵はやや固めで黄身がねっとりした茹で加減、ルーと混ぜるとクリーミーになって美味しくなります。
エスニックそぼろカリーと同じく『中辛』をオーダーしたところ、3種類の中では一番辛く感じました。
辛いの苦手な方は、辛さを『甘口』にしても良いかもしれません。
(この和風キーマカリーだけ甘口が用意されています。)
カスタードプリン
ちょっぴり固めの昔懐かしいプリンです。
プリン本体は甘さ控えめで、さらっとしたビターカラメルと甘くて口どけの良い生クリームが相性抜群でした。
インスタグラムで『オクシモロン』を検索するとカレーよりもたくさんの投稿があるのが、このプリンです。
プリンにスプーンを入れている動画を見ていると、ついつい食べたくなってしまいます。
オクシモロンではカリーと飲み物をセット注文すると200円引き、さらにデザートを追加すると300円引きになるサービスもあります。
【二子玉川のカフェ「リゼッタ」看板メニューのプリン・ア・ラ・モードについてレポートした記事はこちら】
ラッシー
コップを持ってみると、ずっしりと重みを感じるくらいヨーグルトが凝縮されてドロっとしています。
日本で飲めるラッシーはさらっとしているものが多いのですが、オクシモロンのラッシーはスパイシーなカレーによく合う、本場インド式です。
一口飲むだけでさっぱりして、カレーがまた美味しく頂けました◎
待ち時間
筆者は週末・土曜日の午後12時半に到着して、待ち時間なしでそのまま入店できました。
入店してからすぐに満席になりましたが、食べ終わった13時半頃に待合スペースの席には待っている人がいなかったので、待ち時間はそれほどかからないようです。
(2023年4月追記)
2023年4月、日曜日12時に到着したところ順番待ちが15組でした。
入店できたのは1時間後の13時です。
コロナが落ち着き、緊急事態宣言が明けて徐々に混雑具合も元に戻っているようです。
お店にはAirウェイトが導入されているので、QRコードを発行して、近所のお店を散策して待ってみましょう◎
予約方法
筆者が食事した二子玉川店は予約を受け付けていませんでしたが、鎌倉・北浜の2店舗は予約を受け付けています。
予約は店頭 or 電話で対応しています。
電話で予約する場合は、お昼の混雑時を避けて15時以降にかけましょう。
予約できる時間が決まっていて、鎌倉店は11:00のみ、北浜店は11:30のみとなっています。
無事予約出来たら、当日は5分前にはお店に着いているようにしましょう。
予約時間から15分以上遅れると、キャンセルになるので遅刻厳禁です。
何日前から予約できる?
鎌倉店では1か月前~前日まで、北浜店では2週間前~前日までの期間で予約可能です。
オクシモロンで使われるお皿
カレーがテーブルに到着したとき、思わず写真を撮りたくなるような美しさがあるのもオクシモロンの特徴です。
それに一役買っているのが磁器作家・イイホシユミコさんがプロデュースする『yumiko iihoshi porcelain』のオクシモロンシリーズです。
手に取ってみると、どこか懐かしい温かみのある器はオクシモロンのために制作されたカレーを盛るにぴったりのテーブルウェア。
店頭で販売も行っています。
(一部、オンラインショップでの取り扱いもあります)
完売しているサイズもありますが、定期的に作られているので入荷があったときに購入できます。
インスタグラム・Twitter
オクシモロンがインスタグラムとツイッターのアカウントを開設しています。
最新情報をチェックしましょう◎
インスタグラムは鎌倉コマチ店と北浜店のアカウントがありました。
ツイッターは北浜店のみ発見しました。
【コマチ】いちごのババロア
— oxymoron (@oxymoron_curry) March 5, 2023
鎌倉・コマチ店の季節の甘いものが替わります。
ふわっと苺の香りが広がる春の甘いもの。
桜色の甘酸っぱいババロアの上に
少し酸味のあるクリームをトッピングしました。
※店内のみのご提供です。 pic.twitter.com/pvzo2obOss
オンラインショップ
オクシモロンには通販サイトがあります。(Envelopeのオンラインサイト)
和風キーマカリーとチキンカリー、2種類のレトルトカリーは本場の味が家庭で再現できるとあって大人気です。
その他、チャイやコーヒーシリアル、エプロンなどのオリジナルグッズも揃っています。
テイクアウト
オクシモロンの鎌倉コマチ店と北浜店ではテイクアウトサービスを実施しています。
来店 or 電話で予約でき、カリーとデザート、飲み物を持ち帰りできます。
受け取り時間はコマチ店11:00〜17:00、北浜店が平日12:00〜16:30です。
辛さのレベルは選ぶことができないので、ご注意ください。
二子玉川店はショーケースに入ったデザートのテイクアウトが可能です。
レシピ
オクシモロンの味を自分の手で再現してみたいという方にオススメなのが、シェフ・村上愛子さんがレシピを公開している本『鎌倉OXYMORONのスパイスカレー』を読んでみてはいかがでしょうか。
スパイスの調合を真似するだけで、一気に本格的なカレーに仕上がります。
また、カレーと同じくらい人気の高いプリンやいちごのババロアが掲載されたデザート本も出版されています。
食卓が華やかになるデザートを作ってみたい方は『OXYMORONのあまいもの』もチェックしてみてください◎
家庭画報のサイトでもオクシモロンのいくつかレシピが紹介されています。
店舗・営業時間
2023年3月現在、オクシモロンは国内に3店舗あります。
鎌倉コマチ店
JR・江ノ島電鉄「鎌倉駅」東口改札から徒歩7分
【営業時間】11:00~18:00(ラストオーダー17:00)
【定休日】水曜日
二子玉川店
東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」より徒歩2分
【営業時間】11:00~20:00(ラストオーダー18:30 ※ドリンク19:00)
【定休日】元旦
北浜店
京阪本線・地下鉄堺筋線「北浜駅」より徒歩2分
【営業時間】11:30~17:30(ラストオーダー16:30 ※デザート・ドリンク17:00)
【定休日】水曜日 ※祝日の場合は翌木曜日
(閉店)鎌倉オナリ店
鎌倉オナリ店は2021年8月にクローズしています。
まとめ
鎌倉・小町通りの人気カレー店『OXYMORON(オクシモロン)』が二子玉川にも出店していると聞いて、早速行ってきました。
行列に並ぶのを覚悟して、訪れましたが受付システムが導入されていて待ち時間なしで入店できました。
スパイシーで風味豊かなカリーとねっとり濃厚なラッシーの組み合わせが最高にマッチします。
是非食べに行ってみてください◎
最後まで読んでいただいてありがとうございました/
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