スイーツファンにはお馴染みの和ラスクを販売しているの『和楽紅屋』です。
その和楽紅屋には、生菓子も置いてあります。
中でも珍しいのがシュークリームで、隠れた名品です。
今回は、幸運にも出会えた『珠洲の塩シュークリーム』と『極チーズ』をご紹介します。
和楽紅屋(わらくべにや)とは
和楽紅屋は、日本を代表するパティシエ・辻口 博啓さんがオーナーを務める『和スイーツ』ブランドです。
和菓子屋『紅屋』の長男として誕生した辻口シェフですが、ご自身が18歳のとき、残念ながら紅屋は倒産してしまいます。
その後、努力を続け、世界でも認められる実力を身に着けた19年後、『和楽紅屋』として復活させます。
世界に出て、和素材の素晴らしさに改めて気づき、和をテーマにしたブランドをスタートさせることを決めたそうです。
メニュー
和楽紅屋と言えば、看板商品の和ラスクです。
和三盆や抹茶風味のラスクは、まさに定番の和スイーツです。
今回はそんな焼き菓子のイメージの強い和楽紅屋の隠れた名品を2つご紹介します。
珠洲(すず)の塩シュークリーム
辻口シェフの出身地、能登半島・石川県珠洲(すず)市でつくられる『珠洲の塩』を使用したシュークリームです。
価格は税込360円です。
珠洲市は能登半島の先端に位置し、その沖合は暖流と寒流が交じり合う水質の豊かな日本海でも有数の漁場です。
その海水から日本最古の製法で作られる珠洲の塩は旨みが強いのが特徴です。
さて、そんな珍しいお塩を使ったシュークリームですが、サイズは小ぶりで見た目はゴツゴツしていて、しっかり系のザクザクしたシュー生地かな?と想像できます。
それでは、食べてみましょう。
シュー生地は思っていたよりソフトですが、サクサクっとして口当たりが良いです。
口に入れたときにまず、焼き上げたアーモンドナッツの香ばしい薫りがします。
珠洲の塩はカスタードクリームだけでなく、シュー生地にも使われているので、クリームに到達する間もなく塩の風味を感じます。
カスタードクリームにはしっかりと塩を効かせてあって、ほどよく甘さを引き立てて、いい仕事をしています。
外側の生地がソフトな分、ぎっしり詰め込まれたクリームはねっとりと粘度高めに仕上がっています。
今まで食べたスイーツの中でも塩の存在感の強いスイーツでした。
【筆者の一押し“ノワ・ドゥ・ブール”のシュークリームの記事はこちら】
塩っ気が強いので、日本茶とよく合います。我が家で甘いものに合わせる日本茶といえば辻口シェフの出身地、石川県の名店「丸八製茶場」の献上加賀棒茶です。
ともに石川県をルーツに持つだけあって、いつになくお茶が美味しく感じました。
これだけ個性的で美味しいと東京駅で販売しているザクザク食感のクロッカンシューも気になります。
紅屋の極(ごく)チーズ
フランス産クリームチーズを使った、超なめらか食感のチーズケーキです、
厚みのあるフワとろ生地で、お皿に置いただけで表面が崩れるくらい柔らかいです。
高温短時間で焼き上げているので、表面はきれいな焦げ目がついているのに中心がとろーっとレアな状態になっています。
真ん中を割って、フォークですくってみると、外側から中心に向かって焼き上がりがレアになっているのがわかります。
これが、滑らか食感の正体でした。
香り付けにバニラとトンカ豆を使っていて、口に入れた瞬間にふわ~っと甘い香りが広がります。
トンカ豆は杏仁や桃の花のような香りで上品さがあり、バニラビーンズだけのクリームよりさらに妖艶な香りに仕上がります。
辻口シェフの感性はありそうで無かった『和』スイーツを次々と生み出しています。
価格は税込450円、賞味期限は2日間なので、GETしたらすぐ食べましょう◎
取扱店舗
和楽紅屋は東京都内に4店舗のみ出店しています。
店舗名 | 営業時間 |
髙島屋二子玉川店 | 10時〜20時 |
渋谷ヒカリエ ShinQs店 | 11時〜21時 |
ecute品川店 | 8時〜22時(日・祝日8時~20時30分) |
ecute東京店 | 8時〜22時(日・祝日8時〜21時30分) |
珠洲の塩シュークリームを販売しているのは、そのうち3店舗のみです。
店舗名 | 販売日 |
髙島屋二子玉川店 | 毎月19日と火・木・土曜日のみ |
渋谷ヒカリエ ShinQs店 | 水・金・土曜日のみ |
ecute品川店 | 火・木・金・土曜日のみ |
【2023年9月9日追記】
珠洲の塩シュークリームを毎日販売していた髙島屋二子玉川店を確認したところ、販売日が毎月19日と曜日限定に変わっていました。
ecute東京店は、珠洲の塩シュークリームの取り扱いがありませんが、ザクザク食感の『クロッカンシュー』を販売しています。
新幹線に乗って、帰省するときのお土産にオススメです◎
まとめ
自由が丘・モンサンクレールのシェフ辻口博啓が復活させた『和楽紅屋』は和スイーツ専門店です。
和楽紅屋といえば『和ラスク』が看板メニューですが、今回はスイーツ大好きな筆者がオススメする隠れた名品の『珠洲の塩シュークリーム』とバスクチーズケーキ『極チーズ』をご紹介しました。
シュークリームは販売日は曜日限定のレアアイテムだということがわかりました。
お店で見かけてら、迷わずGETしてくださいね◎
辻口シェフのモンサンクレールの焼き菓子”サブレ・ココ”のレポート記事も書いているので、こちらも読んでみてください◎
【モンサンクレールの見た目も鮮やかな焼き菓子サブレ・ココの記事はこちら】
今回も最後までお読みいただきありがとうございました/
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