私たちに起こった問題
結納については認識の違いから、ちょっとした問題が起こりました。
・新婦側は、結婚までの過程で必ず行う方針(姉がして頂いていたこともあり、当たり前の事だという認識)
・新郎側は、昨今は結納をする文化が薄れてきているので行わない方針(妹は行っていない・友人や近くの方もされていない方が多い)
以前にも書きましたが、私の実家は堅苦しいところがあります。笑
面倒な家と思われないかとても心配になって、不安になってしまい、友人に相談してみました。
そうすると私の仲の良い友人は1名を除いて全員結納をしたと聞き、地域性もあるのかな?と安心しました。
儀式を行う行わないで話が一方通行のままだったときは、お互いが上記のような内容の事を言ってもめ始めどうなることかと思いました・・・。
結納を理解する
ここでも、以前紹介しました本が役に立ちます!!
私達は、全く本の存在を知らずまだ読んでおらず、収集がつかず困っていた頃に姉からこの本を譲り受けました。
本を読んでみると、伝え方などスムーズに話を進めるコツがありました。
そもそも、私から結納をしてほしい。とお願いしたのも間違いだった事に気付きました。
それも印象が良くなかったのかもしれませんね。
調べた内容を簡単ではありますがまとめておきます。
結納とは
金品を受け渡す伝統ある婚約の儀式。
以前は仲人が仕切る事が多かったようですが最近は仲人がいない為
両家の親とふたりが出席して行います。
結納金
結婚準備金(着物・家具・電化製品etc・・・)として使われます。
(相場は100万円、結納返しをしないという事で50万円にする家庭もあるそう。)
結納返し
関東の結納を交換し合う文化から生まれたもの
「関東では半額」「関西では渡さない。もしくは、お土産程度に1割」を返すのが一般的。
品物で返す事が多いようです。
スーツ・腕時計・お財布など。現金の場合もありますし、新生活の家具の場合も。
話し合って決めるのが良いと書いてありました。
地域性の違い
種類は大きく分けて2つ
・関西式(関西地方、静岡県以外の東海地方、新潟県以外の北陸地方、中部地方、中国四国地方、九州地方→九州式があるので注意!)
・関東式(関東地方、北海道、東北地方、新潟県、静岡県、沖縄県など)
結納品の違い
私たち夫婦はたまたま、関東式(新郎)と関西式(新婦)に分かれる地域の出身でした。
比較してみると、送り方や品目で異なる部分がありました。
送り方
関東式 本来、男性側と女性側の双方で結納品を用意し、贈り合います。
関西式 基本的に男性側のみが結納品を準備します。女性側は結納品を用意せず、結納品の受領書である「受書」のみを渡すのが一般的です。
品目
違う箇所にマーカー をひきました。
関東式
①家内喜多留(やなぎたる) | 食事代とお酒代 |
②末広(すえひろ) | 白い扇子 |
③友白髪(ともしらが) | 白い麻紐や麻糸 |
④子生婦(こんぶ) | 昆布 |
⑤寿留女(するめ) | スルメ |
⑥勝男節(かつおぶし) | 鰹節 |
⑦金宝包(きんぽうづつみ) 御帯料(おんおびりょう) | 結納金 |
⑧長熨斗(ながのし) | あわびを伸ばしたもの |
⑨目録(もくろく) | 結納品のリスト |
関西式
①家内喜多留(やなぎたる) 酒料 | お酒代 |
②松魚料 (まつうおりょう・しょうぎょりょう) | 食事代 |
③寿恵廣・末広(すえひろ) | 白い扇子 |
④高砂(たかさご) | 白髪の老夫婦人形 |
⑤子生婦(こんぶ) | 昆布 |
⑥寿留女(するめ) | スルメ |
⑦小袖料(こそでりょう) | 結納金 |
⑧熨斗(のし) | あわびを伸ばしたもの |
⑨結美和(ゆびわ) | 婚約指輪 |
関東式では結納品のひとつに数える、結納品のリスト「目録(もくろく)」は、関西式では別途用意して、結納品のひとつとしては数えないのが一般的です。
関西式では結納品のひとつに数える、結納品のリスト「結美和(ゆびわ)」も、関東式では結納品に含まれません。
結納を行う際はどちらの方式をとるのか、話し合いましょう。
用意するものがこんなにも違うとは知りませんでした;
私たちの結納
結納を行わなかった私たちですが、最近の考え方は理解した上で、家族の意見を尊重して取り組むべきだったと反省しています。
結論
両親だけで会って話す機会があり、新郎側両親が歩み寄ってくださり結納を行おう。というところまでは良かったのですが、両親が用意するのか本人(新郎)が用意するのかで、話し合いはスムーズにいかなかったようです。
認識がひとつひとつあまりにも違うので、ここからの軌道修正は手遅れな雰囲気でした。
私が実両親と相談して行わない事になりました。
後悔
私も費用の面を考えると、行わなくても良いのではないか?と思っていたので少しですが両親のどうしてもという気持ちに反対をしてしまいました。
今思えば、私は嫁に行く身。留袖、喪服、色無地、訪問着などお着物も用意しなくてはいけません。
(そもそも結納で収めるお金はこのように、結婚・新生活に必要なお金です)
儀式の意味を理解していたら、もっと自分の両親の気持ちを汲み取れていたら。。。
行わないにしても、私たちの気持ちをちゃんと伝えて気持ちよく前に進めたのではないか。とちゃんと由来まで調べなかったことを後悔しています;
最近の結納事情
昨今では省略される儀式であることも事実です。
お金のかかる事でもあります。
結納に必要な飾りもピンキリですが安くても数万円必要です。飾りはその後一生必要ありません。
その分の費用を新婚生活に使ったほうが良いという考えにも賛同できます。
両親の意見をまず子が聞き、意見が違った場合は今後の両家の付き合いがうまく行くようにゆっくりと話を進めていかれることをお勧めします。
少し重ための話になりましたが、このような儀式には地域でしきたりが違ったり・・・もめる話はよくあるみたいです。(困っていた時に調べました。)慎重に順番を2人で決めて、ゆっくり相談しながら決めるときっとうまく行きます♪すり合わせは時間がかかりますが、これからの方は頑張ってください⭐︎
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