エルゴベビー、通称”エルゴ”と言えばすぐ思い浮かべるのが抱っこ紐ですよね。
そんなエルゴが授乳クッションを販売していることをご存知でしょうか。
愛用していたクッションが子どもの成長とともに使いづらくなってきて、固めのクッションを探していたときに見つけたのがエルゴでした。
気になって調べてみると『使いにくい』という口コミが意外と多く、本当に買っていいものか悩んだので、路面店に行って相談してきました。
今回は筆者と同じように授乳クッション選びにお悩みのママに読んでもらいたい内容になっています。
目次
エルゴベビー(Ergobaby)とは
エルゴベビーは2003年、ハワイのマウイ島で生まれました。
ご自身も男の子のママであるカリン・フロストさんが作成したベビーキャリア(抱っこ紐)は世界50カ国以上で販売されています。
日本では『たまひよ』赤ちゃんグッズ大賞の抱っこ紐部門で11年連続1位(2023年時点)となっていることから、ママ・パパから信頼されるブランドとしても知られています。
赤ちゃんとママ、両方の快適性と動きやすさを探求した機能性とスマートなデザインはパパにも人気が高く、子育てに参加するパパの間では定番ブランドとなっています。
授乳クッション
筆者が購入した授乳クッションは正式名称が『ナチュラルカーブ・ナーシングピロー(Natural Curve Nursing Pillow)』でした。
『自然な曲線の授乳枕』と見た目そのままのシンプルなネーミングです。
エルゴベビーの授乳クッションはこの1種類のみで、価格は税込9,900円です。(2023年8月時点)
(2024年10月に価格改定があり、税込11,000円に値上げされています。)
現在、販売している授乳クッションは2023年3月にリニューアルされた改良版です。
新しくリリースされた授乳クッションには3つの特徴があります。
特徴1 固さと高さ
エルゴベビーの授乳クッションはウレタンフォームを使っています。
そのため一般的な授乳クッション(羽毛や綿が詰まっているもの)より、かなり固いです。
この固さは好みが分かれるため、使いにくいと感じる方がいるようです。
一方でウレタンクッションの固さを活かして、高さをキープできるのは他の柔らかいクッションよりも優れていポイントです。
特徴2 サポートベルト
リニューアルの最大のアップデートがこのサポートベルトの追加でした。
エルゴの授乳クッションは材質が固く、お腹周りにホールドするのが難しいです。
リニューアル前はその点が、マイナスポイントでした。
筆者はこれまで、サンデシカの授乳クッションを使っていてサポートベルトが付いているのは当たり前だという認識だったので、これはマストです。
口コミの”使いにくい”という声はリニューアル前に投稿されているものが多く、筆者も納得しました。
【サンデシカの出産前から産後まで使える授乳クッションの記事はこちら】
特徴3 傾斜とフラット
エルゴの授乳クッションは上下逆さまにして、両面使えます。
カバーのパイル地(ポリエステル素材)になっている面は傾斜があり、赤ちゃんの体がママに密着してくれるようになっていて自然とリラックスした体勢になります。
もう一方はフラットで、カバーはサラッとしたコットン素材(ポプリンという軽くて光沢のある高級素材)です。
こちらはほとんど傾斜がない平らな面になっています。
筆者は子どもが生後2ヶ月目に突入した時期に購入しましたが、パイル地の傾斜が深く、赤ちゃんとおっぱいの距離が離れてしまったため、フラット面から使い始めました。
大きさ
エルゴの授乳クッションの大きさは幅58cm×奥行き35cm×高さ15cmです。
高さ30cmのミッフィー授乳ライトと並べてみました。
パッケージのサイズが小さかったのですが、開封してみると、本体のクッションは真空パックで収まっていました。
袋から取り出して15分間、放置しておくと自然と使用できるサイズになると説明書に書いてありました。
筆者は15分だと心配だったので、30分置いておきました。
口コミ
実際に使っている購入者やユーザーの声をまとめました。
“高さがあって、姿勢を屈まなくても授乳できるのが気に入っています。 これまではどうしても猫背になってしまい、肩や背中が痛かったのが解消されました。強いて言えば中綿クッションが丸洗いできると、吐き戻した後も清潔にできるので、今後改良されることを期待しています。”
“私の身長が高い(168cm)ので、よく見かける抱き枕兼用クッションでは高さが足りず、固さがあって高さをキープできるクッションとして先輩ママに紹介してもらいました。新生児のときは頻回授乳で使う回数も多かったので大活躍でした。”
“2人目を産んだ産婦人科で使っていたクッションが柔らかすぎて、どうもしっくりこず、私も赤ちゃんもストレスが溜まっていました。 硬さのあるクッションを探して見つけたエルゴの授乳クッションは、サイズ的にも丁度よくて、旦那さんも使いやすいそうです。”
授乳クッションとしては固くて、高さがキープできるので高身長ママやパパにも使いやすいという口コミを見つけました。
使い方
エルゴの授乳クッションの表面・裏面をフル活用した使い方をご紹介します。
母乳(表面)
傾斜のある表面を使って、クッションの内側に赤ちゃんを引き寄せる使い方です。
母乳(裏面)
フラットな裏面に赤ちゃんを寝かせる使い方です。
比較的、赤ちゃんが成長して体の動きが安定してから使うのがおすすめです。
哺乳瓶(表面)
傾斜の中にすっぽりはまった赤ちゃんに哺乳瓶で授乳する使い方です。
パパでも安心してミルクを飲ませることができます。
フットボール抱き
ママのサイドにクッションを配置して、赤ちゃんを裏面にフラットに横たわらせ、ママが脇に挟みながら授乳する使いかたです。
インスタグラムのDADWAY公式アカウントで使い方が紹介されていました。
筆者の使い方(フットボール抱き)
筆者は正面から授乳させるのが、苦手なため産婦人科に入院しているときからずっとフットボール抱きで母乳を飲ませています。
エルゴのクッションを使う前はフカフカの柔らかいタイプを愛用していました。
素材が柔らかく、赤ちゃんが沈み込んでくれるので安定感があって使いやすかったのですが、生後2ヶ月を迎えた時期に異変が起きました。
赤ちゃんの体重が増えるとともに、クッションへの沈み方がどんどん深くなり、頭が支えきれなくなってしまい、手首がつるようになったのです。
授乳している最中に赤ちゃんの頭を下げるわけにもいかず、頭の高さをキープできるクッションを探した結果、見つけたのがエルゴベビーでした。
箱の説明書にはフットボール抱きの写真が載っていなくて少し心配でしたが、固めの授乳クッションはエルゴ以外、見つけることができなかったので一度、お店で使い方を教わり試してから購入しました。
それまで使っていたクッションと違うタイプだったので、最初は使いづらく、赤ちゃんも落ち着かない様子でしたが、1週間使ってみるとコツも掴めました。
赤ちゃんもフラットな面から落ちてしまうこともなく、授乳の終盤にはウトウトするようになりました。
おすすめポイント
使い始めて1ヶ月ほど経ち、購入して良かったと思えるところをご紹介します。
- 固めのクッションで高さがキープできるので、ママの手首・腕が疲れない。筆者は手がつることが無くなりました。
- 赤ちゃんの姿勢が安定していて、10分以上かかる授乳中もぐずったりしない。
- デザインが洗練されているので、視界に入った時にお部屋がスッキリして見える。
マイナスポイントは値段が高く、クッションが丸洗いできないことですが総合すると手首が楽になったことがマイナス点を上回っているので購入して良かったです。
洗い方
箱の底面にお手入れ方法が書いてありましたので、簡単にまとめてみます。
クッションカバー
“洗濯機は使用可能ですが、ネットに入れてください。
タンブル乾燥は低温なら可能です。
漂白剤、アイロン、ドライクリーニングは使用出来ません。”
中身のクッション
“汚れた場合は、洗濯機を使わず濡れタオルで拭いた後、よく乾燥させてください。”
高級感のあるカバーだったので、洗濯機で洗って大丈夫かな?と心配しましたがガシガシ洗っても風合いはキレイなまま保っています。
エルゴの授乳クッションの最安値は?
筆者は近所にDADWAYがあり、ポイントを貯めているので実際にお店に行って購入しました。
しかし、DADWAYは関東中心にしかお店がありません。
ということで、大手ネットストアの最安値を調べてみます。
アマゾン | 9,900円 |
楽天市場 | 9,900円(ポイント還元 900円) |
ヤフーショッピング | 9,900円(ポイント還元1,894円) |
リサーチしたところ、価格は3社とも9,900円で一緒でした。
また3社すべて送料無料でした。
ポイント還元は楽天が900円、ヤフーが1,894円(出店している”ミキハウスMUM&BABY”が最安値)でした。
筆者はソフトバンクユーザーなので、ヤフーでのポイント還元率が高くなっています。
楽天経済圏の方は、お買い物マラソンなどを使えば900円以上の還元額があるかもしれません。
まとめ
赤ちゃんが成長するにつれ、大変になってくる授乳を少しでも楽になるようにと探したのが高さ&固さをキープできるクッションでした。
そこで見つけたのが抱っこ紐で人気のエルゴベビーが作っている授乳クッションです。
口コミを見てみると不安な内容も書き込まれていましたが、お店に下見に行ってきました。
店員さんに使い方を聞いて、不安も払拭されて納得して購入したので、今回は使用感や体験談をまとめています。
赤ちゃんが重くなってきて、柔らかいクッションが合わなくなってきているママの参考になれば嬉しいです◎
今回も最後までお読みいただきありがとうございました/
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